リハビリの課題は「自宅での継続」
リハビリテーションは、病院や施設での訓練だけでは完結しません。
重要なのは、自宅で継続的にリハビリを行うことです。
しかし、多くの患者様や医療従事者は次のような課題を抱えています。
- 自宅で正しく運動できているか分からない
- リハビリを継続できない
- 療法士が実施状況を把握できない
- 通院時まで状態変化が分からない
- リハビリ効果を客観的に評価しにくい
私たちはこれらの課題を解決するため、AIを活用した「在宅リハビリAI」の開発を進めています。
在宅リハビリAIとは
在宅リハビリAIは、
- スマートフォンによる動画撮影
- 骨格認識AIによる動作解析
- 自動運動評価
- 療法士との情報共有
を統合したリハビリ支援システムです。
患者様は自宅で運動を行い、その結果を医療従事者と共有できます。
システムの流れ
患者様がスマートフォンで撮影
自宅でリハビリ運動を行いながら動画を撮影します。
特別な機器は必要ありません。
普段利用しているスマートフォンやタブレットで利用できます。
AIが身体の動きを解析
撮影された動画から、
- 頭部
- 肩
- 肘
- 腰
- 膝
- 足首
などの関節位置を推定します。
骨格認識技術により、身体の動きを数値データとして取得します。
運動評価を実施
取得した骨格データをもとに、
- 可動域
- 姿勢
- バランス
- 動作速度
- 動作の安定性
などを評価します。
例えば、
- 膝が十分に曲がっているか
- 左右差があるか
- 立ち上がり動作が改善しているか
などを客観的に分析します。
療法士へ共有
分析結果はクラウド上に保存され、
理学療法士や作業療法士が確認できます。
療法士は、
- 実施頻度
- 動作改善状況
- 身体機能の変化
を継続的に把握できます。
評価可能な運動例
本システムでは様々なリハビリ運動に対応可能です。
歩行訓練
- 歩行速度
- 歩幅
- バランス
- 左右差
立ち上がり訓練
- 動作時間
- 重心移動
- 安定性
スクワット運動
- 膝角度
- 股関節角度
- フォーム評価
上肢運動
- 肩関節可動域
- 肘関節可動域
- 動作精度
バランストレーニング
- 姿勢安定性
- 重心変化
転倒リスク評価支援
AIによる継続支援
患者様が継続しやすいように、
AIが運動状況を分析します。
例えば、
「本日の運動を実施しましょう」
「先週より動作が安定しています」
「可動域が改善しています」
といったフィードバックを提供できます。
リハビリ効果の見える化
従来は療法士の観察や患者様の感覚に頼る部分が多くありました。
本システムでは、
- 関節角度
- 動作速度
- バランス指標
- 実施回数
などを数値化できます。
改善状況を客観的に確認できるため、
患者様のモチベーション向上にもつながります。
Fitbitとの連携
本システムはFitbitなどのウェアラブルデバイスとも連携可能です。
取得できるデータ例
- 心拍数
- 睡眠状態
- 活動量
- 歩数
リハビリ実施状況だけでなく、
日常生活全体の状態も把握できます。
想定利用シーン
病院
退院後の継続リハビリ支援
整形外科クリニック
術後患者の経過観察
訪問リハビリ
利用者の在宅状況把握
介護施設
身体機能維持プログラム
自治体事業
高齢者の介護予防支援
本システムの特長
特別な機器が不要
スマートフォンのみで利用可能
自宅で利用できる
通院以外の時間も継続支援
客観的な評価
骨格データによる数値化
医療従事者との連携
クラウドで情報共有
データ蓄積
長期的な改善状況を分析可能
今後の展望
今後はさらに機能を拡張し、
- AIによる運動提案
- 個別最適化プログラム
- 転倒リスク評価支援
- フレイル予防
- 遠隔リハビリ支援
などへの展開を予定しています。
医療・介護分野におけるデジタル技術の活用を通じて、より継続しやすいリハビリ環境の実現を目指します。
まとめ
在宅リハビリAIは、
スマートフォンと骨格認識AIを活用し、自宅でのリハビリ状況を可視化する新しいリハビリ支援システムです。
患者様は自宅で安心してリハビリを継続でき、
療法士は客観的なデータをもとに経過を把握できます。
私たちは、AIとモーション解析技術を活用し、より質の高い在宅リハビリ支援の実現を目指しています。
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