脚の引き上げ動作が必要な理由
ランニング動作では、接地後に地面から離れた脚を引き上げることが必要です。脚を引き上げることで、位置エネルギー(高い位置になるほど大きくなるエネルギー)が増大します。このエネルギーは、その後脚を振り下ろす際、地面に加える力に変換されます。地面に加える力が大きくなるため、地面から受ける推進力もアップします。その結果、より速く走れるようになります。
理由
脚の引き上げが弱いと…?
引き上げが不十分だとストライドが狭まり、動きが小さくなってしまいます。
そのため、十分な推進力が得られず、スピードが出せません。
これを改善することで、より大きく力強いランニング動作につながります。
理由
脚の引き上げが強すぎると…?
もも上げをするような高さまで脚を引き上げる必要はありません。過剰に脚を引き上げてしまうと、時間的・エネルギー的なロスが発生します。
引き上げ角度測定の活用方法
ランニングAPPサイトにランニング動画をアップロードし、自分の引き上げ角度を把握しましょう。
見本にしたいランナーの引き上げ角度と比較し、自分の引き上げが弱いor強いのかを分析するのもオススメです。

グラフからは、左右差も読み取れます。この動画の場合、引き上げ角度に左右差はほとんどありません。
自分の課題が分かり次第、改善方法の計画にうつりましょう。
脚の動きは股関節が起点となっているため、股関節の動作改善がキーポイントとなる場合が多いです。